紙のぱふぉfile17を発行しました


京都を拠点とし、田辺剛が劇作・演出を手掛ける現代演劇ユニット下鴨車窓。作品ごとにカンパニーを新たに編成し、京都外での公演も積極的に行っている同ユニットは2020年年頭から、京都・広島・三重の三都市ツアーを行う。作品は、2014年に島根と神奈川の二拠点で活動する雲の劇団雨蛙の依頼により、現地で俳優オーディションを含む滞在制作を行った「scattered(deeply)」の再創造ヴァージョン「散乱マリン」。時代や場所を特定せず、虚実の狭間を縫うような独特の世界を舞台に立ち上げる田辺の脳内ワールドをひも解くべく、京都公演観劇後にインタビューを敢行した。