紙のぱふぉfile11を発行しました

一方通行な思いをぶつけ合い、すれ違い続ける人たちの姿を気まずい空気の中、シニカルな笑いで描き出す、田川啓介のソロユニット、水素74%。フィクションを突き詰めた初期からリアリティを重視した近作まで、作風の変遷を経た同ユニットが、10周年を前に、ある覚悟を持って本作に挑む。テーマは“結婚”。しかし、必ずしも因襲的な異性間の婚姻、のことだけではない。